2022年3月14日
カルチャー vol.13
「リラクゼーション」と「ふくらはぎマッサージ」との違いとは?<ふくらはぎマッサージ編>
- ふくらはぎマッサージとは?
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心臓から遠い下肢部(かしぶ)での血行は滞りやすくなるため、ふくらはぎをマッサージすることで、血流を促進させる効果があるといわれています。ふくらはぎや脚を中心に行うもみほぐしは、疲れやむくみなどの改善促進にも最適です。
私たち人間の血液は、70%が下半身に集まっているといわれています。
心臓から流れてきた血液は、下半身に届き下半身から心臓へと戻りますが、戻るときには重力がかかっているため血液が滞りやすくなります。
そこでふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして、血液を心臓へと戻しているのです。これが、ふくらはぎが第2の心臓といわれるゆえんです。
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ふくらはぎマッサージのおすすめの理由
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、血液を心臓にもどす大切な働きをしますが、ふくらはぎの筋肉は、座っていると動きません。
また、座ったときの体は、ひざと腰を曲げているため血液が戻りにくい状態になっています。
血液のめぐりが悪くなったままでいると、老廃物や水をため込みむくみの原因になります。
ですから、座りっぱなしにならないようにすればよいのですが、環境によってはむずかしいことが多いのではないでしょうか。
そんな日はふくらはぎをマッサージすると、血流が促進され、むくみの解消や予防に役立ちます。
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ふくらはぎマッサージで夜間多尿の予防
寝ているのに尿意をもよおし目が覚めて、夜の尿量が多くなることを夜間多尿といいます。夜間頻尿に多いのも夜間多尿タイプです。
夜間多尿の原因ひとつとしていわれているのが足のむくみです。
足のむくみは本来、尿として排泄されるはずの水分を下半身の皮下にため込み、正常時よりふくらんでしまう現象です。
横たわると重力の影響が弱まるため、血液と水分は足から上半身に移動しやすくなり、増えすぎた水分が膀胱に送られることで夜間多尿になるというわけです。
本来のふくらはぎの活動をサポートできるように、足のマッサージがおすすめです。
- ふくらはぎマッサージで気をつけるべきこと
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ふくらはぎは、疲れがたまりやすい部位でもあるため、マッサージを習慣化するのもおすすめです。
ふくらはぎマッサージをする際に気をつけたい点としては、事前の水分補給がおすすめです。
適度な水分補給は、たまった老廃物を流しやすくします。
また以下のようなときは、ふくらはぎマッサージをする際に気をつけましょう。
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炎症を起こしているとき
筋肉痛などの炎症が起きているときは、控えめにしたほうがよいです。
本来、筋肉を早く修復するためには、その部位の軽いマッサージを行うと血流がうながされ早く治ります。
しかし強度の高いマッサージは反対に筋肉の炎症が強くなってしまい、治りを遅くしてしまうこともあります。
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ふくらはぎが痛いと感じるとき
健康的なふくらはぎの状態は、痛みや冷え、熱もなく、やわらかく弾力があり指でふくらはぎを押して、離すと皮膚のハリですぐに元の状態に戻ります。
原因不明でふくらはぎが痛い場合は、血管系の疾患などの問題が起きていることも考えられます。マッサージは控えましょう。
- ふくらはぎのおすすめセルフケア
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ふくらはぎのセルフケアをする場合は、かかとから血液を心臓の方に戻すイメージで行います。足の裏側(アキレス腱)から押し上げるようにして、心地よい程度の力で筋肉をほぐします。
床に座れるようであれば、足を伸ばした状態で行ってみてください。
日々の習慣により、むくみも改善されやすくなります。
日常生活に取り入れたいこと
・デスクワークの方は座ったままにならないように、30分に一度は立ったり歩いたりする。
・座ったままでも、時々ふくらはぎの筋肉に力を入れて動かすようにする。
・立ち仕事の方は1時間から2時間に1回を目安に足をあげて休息を設ける。
・締め付けの強い下着を着用しないようにする。
簡単にできるふくらはぎのストレッチ3つ
①かかとを上げてつま先立ちをする。何度か繰り返す。フラついてしまう場合は、椅子の背や壁などを支えにしてください。
②足の屈伸をする(膝の曲げ伸ばしをする)
③足の指をグー・パーと閉じたり開いたりする
- まとめ
末端の筋肉である、ふくらはぎマッサージをすることで、血流が促進されるメリットをお伝えさせていただきました。
長時間の立ち仕事や座りっぱなしでデスクワークをしている方、夕方になるとふくらはぎがパンパンにむくんでしまうとお悩みの方に、ぜひ改善のお役に立てると幸いです。
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